東京にも、先住の人が多くいるということについてどう対処するかずっと考えていたけれど、単純に密度の問題なのかと思った。シモキタ問題とかリノベーションとか、そういった事に対して一部の人が熱心でいられるのは、先住の人と移民との何かしらの一致を見ているのか。東京のバランスが、そういった事に対して、ちょうどよいバランスなのかもしれない。地方都市のベットタウン、郊外がまさに開拓でありまさにフロンティアスピリット丸出しなのに対して、東京固有の動きが起こる場所は、たいてい先住の人がいて、移民がそれに過剰に同調するように見えてきた。移民が、元の場所に対して、そこまで熱心ななにかを保ち続けることは稀である、気がする。もし、持ち続けることができたとしたら、それ以前に移民にはならなかっただろうにと思う。それこそ、Uターンという道もあるだろう。