あれな、どでけぇ業務(といっても面積的に広いってやつよ)が昨日で一段落して、10時くらいにあがって、きゅうり焼酎呑まされたら終電で、寝過ごして、電車なくて、タクル金もなくて、自分の家まで30分とか言われて、あるったら30分たっても見知らぬ風景で、でも雪が綺麗で、死ぬとか、凍え死ぬとか思っても、やっぱり雪は綺麗で、手がかじかんで携帯をこぼしたり、電池が切れそうになったり、ジャカルタヌードルの店を見つけたり、交番によって見たり、コンビニによってみたり、ああ、もうここで眠ろうと、きれいな雪の中で眠ろうと思ったりして、ああ、それでも暖かい家で寝たい、このなんだかキラキラしたでも冷たい世界よりもマイホームでがっつり死に体と、思った。それじゃあ、まだ死ねないねと、あるくあるく。ニヤニヤしながら、もちろんマイホームの夢を見ながら、雪の中で酔って歩いているわけだから、結構アブねえ。すべるころぶ、すべるころぶ、すべるころんぶ、ころばねえけどな、雪で前が見えない。でも雪が綺麗で吸い込まれそうになりながら、すんでのところで車道に出ることだけは思いとどまり、おまわりさんのやさしい顔とか、コンビ二のおっさんの眠そうな顔とか、大学の友達の顔とか、高校の頃の彼女の顔とか、中学校のときに嫌われてたこの顔とか、なんだか思い出してしまって、走馬灯か?走馬灯か?すると、だんだんと周りの風景も見覚えがあるような気がしてきて、まさに、走馬灯、ああ、ここで眠るのか、ここでゆっくり眠るのか、ripか、と思ったら、夢じゃなくって、俺の街。そう、ここは俺の街